【レジ袋有料化】無意味なことをさせることによるデメリット

社会
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コンビニやドラッグストアなどでもレジ袋の有料化が2020年7月1日より開始されました。

コンビニで買い物する際にマイバッグを持っていきましたが、店員さんも含めてお互い慣れておらず非常に手間取ってやりづらいなという印象です。そもそもコンビニでは自分で買い物したものをバッグに詰め込むスペースはないため、レジ上で作業を行わないといけず非常に非効率な状態になってしまっています。そのため、レジ待ちの時間は長くなり、お店側・お客側にとって負担は増加してしまっています。

レジ袋有料化は私たちの負担が増加しただけでなく、もっと大きなデメリットとして私たちに影響してくる可能性があります。今回はレジ袋有料化によるデメリットについて考えてみたいと思います。

なぜレジ袋を有料化したのか

環境省のHPでは以下の6つの理由を挙げています。

  • プラスチック廃棄量が多いため
  • 他国でレジ袋を禁止したため
  • CO2の排出量を抑えるため
  • 廃プラスチックの処理にかかるコストが増大するため
  • 海洋のプラスチックゴミを減らすため
  • 大阪湾に大量のレジ袋が沈んでいるため

(環境省HP)

どうしてレジ袋を有料化するの?
「みんなで減らそうレジ袋チャレンジ」は、環境省が推進するレジ袋削減に向けた取り組みです。みんなのアクションで、レジ袋を使わない人6割を目指しましょう。

これらの資源節約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの課題に対して、環境省や経済産業省では、レジ袋を有料化することで、レジ袋が本当に必要かを考えさせ、私たち自身のライフスタイルを見直すきっかけとすることを目的と考えているようです。

本当にレジ袋が問題の要因となっているのか

環境省があげた6つの理由について、本当にレジ袋が問題となって引き起こされているのかを考えていくことはとても大切だと思います。問題解決をする際には、効果の大きいものから取り組んでいくことが基本中の基本です。このため、プラスチック廃棄量削減といってもレジ袋がどの程度の割合を占めているのか分析することがまずは必要となります。

正確なデータは見当たりませんでしたが、家庭で出るプラスチックゴミを見る限り、レジ袋が占める割合はほとんどないのではないかと感じます。これと同じ理由でCO2排出量の抑制、ごみ処理のコスト低減も例えレジ袋がゼロになったとしてもほとんど影響しないのではないかと思います。

他国でレジ袋を禁止したから日本も禁止するでは少し安直な考えだなと感じます。最近のニュースではアメリカでコロナの感染防止として逆にマイバックを禁止する州が増えています。そうした場合、日本ではどのような立場でレジ袋禁止を推進するのでしょうか。

大阪湾にレジ袋が300万枚沈んでいるといった海洋のプラスティックごみを減らすといった理由については、この問題はそもそもレジ袋が悪いということではなく、人のモラルの問題ではないかと思います。レジ袋でなくてもゴミを捨てる人は捨てます。それをレジ袋だけに焦点をあててしまっては論点がずれてしまうのではないかと思います。

無意味なことをさせることによるデメリット

環境省としてもこれらの問題が解決できると本気で思っている訳では無く、ライフスタイルを見直すきっかけとして今回のレジ袋有料化を推進しています。

つまり、レジ袋有料化を推進するための6つの理由もほとんど雰囲気で並べているに近く、根拠としても薄く効果の検証も出来ずに終わると思います。それでも、「小さなことでもやるよりやった方が良いんじゃないか」という考え方はもちろん悪いことでは無いと思います。例え効果が小さくてもそれが積み重なることで大きな影響を及ぼしていくということは否定することは出来ません。

しかし、効果が小さく無意味なことをやることによるデメリットがあるということについてもしっかりと考える必要があります。このデメリットは大きく2つあるのではないかと思います。

無駄な労力を使い必要なことをする余裕が無くなる

例えば、大きなトンネル工事をしているにも関わらず人力でしかも小さなスコップで作業をしていても、作業員の労力と時間を無駄に消費してしまうだけです。作業員は一生懸命作業をしていますが、その作業に終わりが来ることはないかもしれません。そして、その他にもっと効率的な良い方法を考える余裕はなくなってしまいます。

このように無意味なことをやらされてしまうことで、本当に大切なことを考える時間や余裕を失ってしまうデメリットがあるということを忘れてはいけないのだと思います。

本質を見抜く思考能力が失われる

今回のレジ袋の有料化も何となくの雰囲気で始まり、私たちもそれをなんとなくの雰囲気で受け入れています。こうした無意味なことと思えることは世の中にいくらでも存在し、それらはなんとなくの雰囲気で行われています。

しかし、このなんとなくの雰囲気というものはとても危険であり、嘘が本当のことのように扱われるようになってしまう要因にもなりかねません。こうした状況が続くことで、私達は何が本当で何が間違いかがわからなくなるだけでなく、本質を見抜く思考能力そのものを奪われてしまう可能性があるのではないかと思います。

まとめ

レジ袋が有料化に限らず、制度や生活に変化があるとはじめは不便に感じるものですが、そのうちそれに順応していき不便を感じることは無くなると思います。

しかし、今回のレジ袋有料化は小さいことかもしれませんが、世の中に起こっている問題に対して意味のあることなのかをしっかりと考えることが必要だと思います。そして、あまり意味のないことであれば、それに対して否定の意見を持つことも必要だと思います。

なんとなくの雰囲気を受け入れてしまうことは、嘘が本当のことのように扱われてしまうことになりかねません。そして、私たちが本質を考えていく思考能力そのものを奪っていく危険性があるのではないかと思います。

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