【リワーク/復職支援】メンタル疾患からの復職に向けた支援制度

メンタル疾患
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「リワーク」(Re-Work)とは、ある程度まで回復したメンタル疾患で休職中の人を対象が専門の公的機関や医療機関に通い、オフィスに似た環境で様々な復職支援に向けたプログラムを受けれる制度のことをさします。リワークは、再び仕事をするという意味に掛け合わせた造語です。

今回は、リワークの内容、効果、費用、どこの施設で受けれるのかなどについて紹介したいと思います。

リワークはどこでやっているの?

リワークは主に以下の場所など様々な場所で開設されています。

・病院や医療機関

・障碍者職業センター

・企業内にもつリワーク制度

メンタル疾患で専門の医療機関にかかり休職となった場合、多くの場合まずは自宅での休養から始まります。調子を取り戻したと担当医が判断し、復職に向けて準備していきましょうとなった段階で、専門医からリワークを進められることがあります。こうしたときに、メンタルクリニックなどリワークが併設されている場合は、併設されているリワークを紹介されることが多いと思います。

また、復職に向けて会社側と話を進めていくと、リワークを行くことを復職の条件に出されることがあります。こうした場合、企業でリワーク制度を持っている場合はその制度を利用すると良いと思います。

注意しないといけないことは、リワークは定員があるということです。このため、通いたいと思ってもすぐに通うことは出来ないかもしれません。自分でそろそろ復職をと考えることが出来るようになったら問い合わせてみた方が良いでしょう。

どんな人たちがいるの?

わたしが通ったリワークは10名前後を定員として活動していました。年齢は20代から50代までと幅広く職種も様々でした。リワークではサポートのために保健師や心理カウンセラーの資格を持った担当スタッフがついてくれます。私がいったリワークでは障害手当金や年金など様々な制度について社会労務士の方が来てくれ講義をしてくれたりもしました。

リワークは日常生活が出来るようになるまで体調が回復してきた人たちが職場復帰に向けて準備するための場所です。このため、暗く落ち込んだような雰囲気ではなく、どちらかというと前向きな雰囲気の中で行われています。年代や職種など様々ですので、普通に会社に通っているだけでは出会うことのなかった人たちと出会え、自分の知らない世界を知る良い機会になるかもしれません。

どのくらいお金がかかるの?

リワークは医療保険を適用すると、自己負担額は3割になります。金額にすると、場所によって変わるかもしれませんが一回あたり約2~3千円になります。復職に向けた準備ですので、平日は基本リワークに通うことになります。そうすると、合計院額は結構な金額となってしまいます。

そのため、金額面での負担を軽減するために自立支援制度というものが存在します。これにより、自己負担が3割が1割になります。つまり、1回あたりの金額が800~900円を程度になり、さらに月の限度額が1万円までとなります。この金額には、診察やお薬の費用も含まれますので、経済的に大きな負担を感じることなく復職の準備が出来るようになります。また、市町村によっては1割の自己負担も保障してくれる場合がありますので、市町村の窓口やHPで確認してみるとよいと思います。

ちなみに、会社に提出する診断書などは別料金になりますので注意して下さい。毎月出したりすると、結構な金額になったりしますので、主治医によっては2~3か月まとめて出してくれますので相談してみましょう。もちろん、ダメと言われることはありますので、その場合は主治医に従いましょう。

どんなことをするの?

リワークによって違いますが、ワークトレーニング、グループワーク、心理学習、軽スポーツやウォーキングなど様々なプログラムがあります。

時間はだいたい9時から15時ぐらいになります。私が通ったリワークは9時半開始で、お昼にはお弁当がでました。他のプログラムとして書道、筋トレ、レクリエーションなどがあったりして、堅ぐるしいものばかりでなく楽しい雰囲気で行われるものもあります。そのため、復職に向けた準備だけでなく、体調や元気を取り戻すのにも効果があったと思います。

会社復帰にリワークは必要なの?

リワークは通うことでメンタル疾患の再発率を下げる効果があるといわれています。このため、会社側から復職するための条件としてリワークを通うことが条件として出されることがあります。しかし、これは全ての会社に当てはまることではなく、また同じ会社でも部署が違っても変わる場合があります。

産業医によっても考え方が多少異なる部分があったりしますので、経験者の話を聞いていると、聞いていた話と違うなと思うことがあるかもしれません。メンタル疾患は発病した経緯や理由などは人それぞれですので、人によって対応が多少異なってくるのは仕方がない部分もあります。

また、会社側からではなく主治医からリワークに通うように勧められることもあります。復職の第1ステップは主治医の復帰可の診察から始まります。このような場合、リワークは必須ではないですが、通った方が復職の時期は早まることが多いと思います。当然ですが、自分からリワークに通いたいということを申し出ても良いですが、その場合は主治医に相談して指示に従いましょう。体調の状況をみて可否を出してくれますので、行っても良いということはそれだけ体調が回復していると思っても良いでしょう。

リワークに通うメリットとデメリットはあるの?

リワークに通うメリットはグループワークが出来るということになると思います。リワークに通うメンバーに経験談や考え方などの話をしたり聞いたりすることで、一人で抱え込んでいた悩みや独りよがりの考えになっていた部分を良い方向に変えることが出来るようになるかもしれないと思います。

デメリットは、その反対で新しい人たちと関わりあっていくことになりますので、合う合わないが出てくる場合があるということです。リワークは復職に向けてそれぞれが準備する場所ですので、お互いが積極的な関わり合いを持つことは少ないです。さらに、担当スタッフが気を使ってくれたりしますのでそんなに心配することは無いと思います。しかし、どうしても合わないという場合は別のリワークに移るということは可能だと思いますので、担当スタッフに相談してみると良いと思います。大事なことは、メンタル疾患の場合は冷静な判断が出来ない場合がありますので、一人で解決しないということだと思います。

まとめ

今回はリワークという復職支援制度について紹介しました。

基本的にわたしの経験をもとに書いた部分がありますので、通うリワークによっては変わってくるかもしれませんが、

わたしはリワークに通って良かったと思っています。

はじめは自分一人で復職準備は出来ると思っていた部分がありましたが、結果としてはリワークに通った方が体調の回復と復職は早くなったと思います。メンタル疾患で休職というつらい時期の中になりますが、その中でもリワークは自分の経験や知識の幅を広げたりすることに役立ることが出来ると思います。

一人でするより多くの人と関わりながら解決していく方が、ものごとはうまく進むものではないでしょうか。

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