義務教育の意味を考える

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娘が小学生になり義務教育がついに始まりました。義務教育は小学校で6年間、中学校で3年間の合計で9年間です。大人になっての9年間はあっという間ですが、こどもにとっての9年間はとても大事なもので長い道のりになります。

言い換えれば、それを見守る親にとっても長い9年間になるということです。

教育には正解というモノはありませんし、その子その子で違うアプローチをしていかないといけません。なるようにしかならないものだったりしますが、やっぱり親としてはそれなりに子供の教育については真剣に考えたいなと思うのは自然なことだと思います。

少し前置きが長くなりましたが、今回は子供の教育としてのスタートとなる義務教育について考えてみたいと思います。

義務教育とは

日本の義務教育は日本国憲法26条第2項で次のように定められています。

すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。

引用先:日本国憲法26条第2項

ここで定められている義務とは、親が子供に教育を受けさせなければならない義務になります。子供にとっては、教育を受ける権利はあっても義務ではないということであり、学校に行くも行かないのも子供に選ぶ権利があるということです。

つまり、義務教育だからといって必ずしも行かないといけないというわけではありません。ただし、親としては行かせる義務になりますので、こどもが学校を行くことを拒否した場合、無理やりにでも行かせるかどうかは非常に難しい問題だと言えます。

義務教育の歴史

現代では当たり前のように考えられている義務教育ですが、明治時代になり学制が発令されてから150年ぐらいの歴史になります。今の義務教育の体制が出来上がったのは、戦後すぐの1947年になり、そこから70年間大きな見直しはなく現在まで続いています。

(日本の学校制度の歴史)

  • 1872年 学制公布
  • 1879年 教育令公布
  • 1886年 学校令公布
  • 1903年 国定教科書制度
  • 1907年 小学校令改正
  • 1941年 国民学校令公布
  • 1947年 学校教育法公布

義務教育のリスク

義務教育はすべての子供が教育を受ける権利があるという素晴らしい制度ですが、そのリスクについても考えておく必要があります。

個性がのびない

すべての子供に同じ教育がされるため、それぞれの子供が持っている個性はときに無視されてしまいます。学校や先生との相性が悪かった場合など、最悪個性がつぶされてしまうリスクがあります。

自分で考える力が身につかない

今の子供たちにとって、学校は当たり前のものとして存在しています。そのため、言われたことさえやっていれば良いと受け身な考えになりやすく、自分で考える力が身につきにくいといえます。

いじめの問題

数十人の子供たちが同じ場所で一日7~8時間を過ごすわけですので、どうしてもいじめは発生しやすくなります。問題なのは、子供にとって環境や状況を選択しにくく、一旦いじめが発生すると逃げる方法を見つけ出すのが難しいことだと思います。

お金について学べない

現代社会においてお金という存在を無視して生きていくことはできません。にも関わらず、お金について教わることは皆無といって良いと思います。

まとめ

義務教育はすべての子供が教育を受ける権利を持っているという素晴らしい制度だと思います。そして、一般教養や社会性を身につけていくのに義務教育はとても意味があるものだとと思います

しかし、これからの時代は自分で考えて行動し、自分の特色を出していかないといけません。これを行っていくには、現在の義務教育では不足があるように思います

私を含めて多くの方にとって、自分で考えて行動しなさいといきなり言われても、何をしたら良いのか考え付かないのではないでしょうか。それは、これまで自分で考えて行動できるような教育、学習や行動をしてこなかったので仕方のないことだと思います。

ですので、子供の教育を考える前に、まずは自分自身を見つめ直し学習し行動することが必要ではないかと思います。その上で、子供自身が自分で行動しようとしたとき、それを見逃さず親としてだけでなく先生として後押ししてあげることなのだと思います。子供自身が考える力を身につけることさえが出来れば、あとは子供自身で色んなことを身につけていくのではないかと思います。

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